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クレジットカードを解約するのは簡単?解約前に確認すべき項目とは?

ライフスタイルの中で、クレジットカードを作る機会は意外と少なくありません。

個人差はありますが、人によってはクレジットカードを3枚〜4枚、それ以上持っているという方もいます。

ただ、使わないクレジットカードを保有していても意味がないため、「クレジットカードを解約したい」と考える方も多いでしょう。

クレジットカードの解約自体は、結論から申し上げると簡単です。ただし正式な手続きで、適正に処分する必要があります。

これから、クレジットカードの解約を検討している方は、解約の方法や処分方法、解約における注意点やメリット・デメリットに解説していきますので、参考にしてみてください。

目次

クレジットカードを解約する3つの方法

クレジットカードの解約手続きは、以下の3つの方法で解約する必要があります。

・カード会社に電話する
・カード窓口に行く
・アプリやWEBサービスから行う

それぞれの解約方法について見ていきましょう。

方法1.カード会社に電話する

一つ目は、カード会社に電話して解約する方法です。

カード裏面に記載してあるカスタマーセンターに連絡して、退会の申し出により、クレジットカードを解約することができます。

電話による解約のメリットは、残債(支払い)が残っていないかやポイントが残っていないかを確認できることです。

気になることを確認しながら解約手続きを進めながら、不安な点を解消することができます

一方で、電話の場合は繋がりにくい場合や、受付時間に制限があるのがデメリットです。

混みやすいのはお昼の12時前後、あとはクレジットカードの支払日が近い時期は電話が混み合うことが多いです。17時頃には受付を締め切っているケースが多いので、もし解約希望時期がある場合は、余裕を持って連絡するようにしましょう。

また一部のカード会社では解約を引き留めるような案内をしてくるケースもあるようです。

方法2.カード窓口に行く

二つ目が、カード窓口に行き直接解約の手続きを行う方法です。

カード窓口による解約は、全てのカード会社で実施しているわけではありません。

エポスカードやセゾンカードのように、店舗にクレジットカードの窓口を設けているカードのみ可能な解約方法です。

直接カードを持参して、窓口に解約の申し出をすることで手続きすることができます。

カード窓口による解約方法のメリットは、電話と同じく対面で気になる点を解決しながら解約することができることでしょう。

また、デメリットについても、同じように抑止案内をされることもあるため、注意が必要です。

方法3.アプリやWEBサービスから行う

三つ目が、アプリやWEBサービスから行う方法です。

アプリやWEBサービスによる解約は、カード会社の会員専用ページ(アプリ)にログイン後、解約の手続きを行うことができます。

アプリやWEBサービスによる解約のメリットは、やはり非常に簡単に解約することができることです。

電話や窓口のように人と接して、解約する必要がないためとても簡単に手続きができます。

一方で、アプリやWEBサービスによる解約のデメリットは、残債(支払い)やポイントが残っている状態で解約してしまいトラブルになる恐れがあることです。

残債がある状態で解約しても、支払いは必須になるため気付かず支払わないでいると催促がきます。

信用情報が傷つくことになる恐れやポイントが残っていて解約してしまえば受けられる特典を放棄することにもなるため、注意が必要です。

解約後のクレジットカードの処分方法

解約の手続きが終了したら、クレジットカードを適正に処分する必要があります

クレジットカードの解約手続きが済んだ場合でも、クレジットカード情報の盗難による不正利用の恐れがあるからです。

解約後のクレジットカードを適正に処分する方法としては、以下の2つのポイントを覚えておきましょう。

  • クレジットカードのICチップ・磁気にハサミを入れること
  • クレジットカードは細断して一箇所に捨てないこと

クレジットカードには、情報が集約されたICチップと磁気(裏面)があるため、ハサミを必ず入れる必要があります。

不正利用でよくあるスキミングという被害は、磁気などの情報を読み取ることで被害に遭うため、ハサミを入れることを忘れずに行いましょう。

また、カードを細かく切った上で、複数に分けて捨てることで、復元されることも防げるため、2つのポイントは押さえておきましょう。

クレジットカードを解約する前に確認する6つ項目

クレジットカードは、解約することに決めたとしても、すぐに手続きをするのではなく事前に確認しておきたい項目があります。

解約する前に確認しておきたい項目としては以下の6つです。

・ポイント残高
・カード払いに設定している支払い
・未払い額の総額
・追加カード
・年会費の請求月
・付帯サービス内容

それぞれの項目について見ていきましょう。

1.ポイント残高

解約前には、ポイント残高を確認するようにしましょう。

クレジットカードを解約してしまった場合、ポイントが残っていたことに気付いてもポイントを使うことはできなくなります

そのため、解約前にポイントを使ってしまわなければ、カードを利用して貯めたポイントも無駄になってしまいます。

クレジットカードによっては、ポイントが使える最低ポイント数(1,000P〜)の条件が決められていることもあるため、結果的に使えないケースもあるでしょう。

使える場合には、しっかり使ってしまった後に解約するようにしましょう。

2.カード払いに設定している支払い

クレジットカードで支払うことができるサービスに、毎月の固定費をカード払いにしている方もとても多いです。

固定費として利用されるサービスは主に以下のようなものがあります。

  • 携帯電話料金
  • 電気料金
  • ガス料金
  • プロバイダー料金
  • 音楽配信(Apple Musicなど)
  • 動画配信(Netflixなど)
  • 食品、サプリ

上記は一例ですが、同じような定期的に支払う料金をカード払いに設定している場合には、支払い方法を変更する必要があります。

変更せず、携帯電話や公共料金が止まると大変です。

設定を忘れてしまうと、それぞれの使用がストップしてしまうことにもなりかねないため、解約までにしっかりと確認しておくようにしましょう。

3.未払い額の総額

解約する前に、カードの未払い額の総額(残債)が残っていないかを確認しておく必要もあるでしょう。

カードの支払いが残っている場合には、全て精算しなければ解約をすることはできません

もし、分割払いやリボ払いを利用している場合に、返済期間が残っていても、解約時には一括で精算する必要があります。

未払い額の総額がいくらかを確認した上で、一括精算が難しいようであれば、解約の時期を見送る必要もあるでしょう。

4.追加カード

解約することで、ETCカードや家族カードのような追加カードも同時に使えなくなることは、理解しておく必要があるでしょう。

クレジットカードを買い物として使わなくなった方でも、普段高速道路などを利用する際にETCカードの利用しているという方も少なくありません。

その場合、解約自体を検討し直す必要があるかもしれません。

もしくは、他のクレジットカードを保有している、入会を検討している場合には、それらのカードで追加カードを発行する必要があるでしょう。

解約する場合には、追加カードも踏まえて解約する必要があります。

5.年会費の請求月

クレジットカードの中には、年会費がかかるカードもあるため、年会費の請求月も考慮して解約手続きを進めるのが良いでしょう。

年会費を支払ってしまった直後に解約するのは非常にもったいない可能性があります。

年会費を支払う分、優待特典やポイントやマイルがもらえるようなカードもあるため、受けられる特典は受けてから解約するのが望ましいでしょう。

年会費がかかるカードの場合、年会費の請求月前の解約が最も理想的と言えるため、事前に請求月を把握しておくことも必要かもしれません。

6.付帯サービス内容

クレジットカードには、旅行傷害保険やショッピング保険などの付帯サービスがあります。

クレジットカードを保有していることで、海外や国内旅行時に利用条件を満たせば、万が一の保険が適用されるため安心です。

当然ですが、クレジットカードを解約した場合には、保険の付帯サービスを受けることはできません

そのため、旅行時などにはご自身で別途加入する必要があるなど、手続きが増え煩わしくなります。

年会費無料のカードで付帯サービスがあれば、解約しないほうがいい方もいると思いますので、解約前に考えておきましょう。

同じようなケースで、解約しない方がいいカードが他にもありますので、続いては解約しないほうがいいクレジットカードの特徴を見ていきましょう。

解約しない方がいいクレジットカードの特徴

クレジットカードの解約は、ご自身にとって完全に不要な場合にするのが望ましいです。

例えば、以下のようなクレジットカードの場合は、解約しない方がいいクレジットカードと言えるでしょう。

・年会費無料のカード
・ポイント還元が高い
・ステータスが高いカード

その理由について見ていきましょう。

年会費無料のカード

年会費無料のカードであれば、保有していることに対してデメリットは少ないと言えます。

たくさんのカードを保有していれば別ですが、1~2枚程度であれば年会費無料のカードを解約する必要はないかもしれません。

エポスカードやイオンカードのように、カード提示だけで割引が受けられるカードは、保有しておくだけでメリットのあるカードと言えるため、覚えておきましょう。

ポイント還元率が高いカード

ポイント還元率が高いカードも、解約しない方がいいカードと言えるのではないでしょうか。

クレジットカードを使わないという方を除き、カード払いを利用する場合には、ポイント還元率は非常に重要です。

100万円のカード払いで、ポイント還元率が0.1%違うだけでも1,000Pの差が生じます。

0.5%であれば5,000P、1.0%であれば10,000Pと還元率が高いほどポイントの恩恵を非常に多く受けられます。

複数枚保有していて、解約を検討している場合には、ポイント還元率の低いカードを優先的に解約するようにしましょう。

ステータスが高いカード

ステータスが高いカードも解約しない方がいいケースがあります。

ステータスが高いカードは、基本的にはゴールドカードやプラチナカードのように年会費がかかるカードが多いです。

しかしイオンカードやエポスカード、三井住友カードのような一部のクレジットカードでは、条件を満たすことで、年会費無料で持てるゴールドカードもあります。

一度解約すると条件はリセットされることが多いですし、またカード申し込みには審査もあるため、何か優遇を受けているクレジットカードに関しては、解約の判断は慎重に進めた方が良いかもしれません。

その他にも、年会費が高くても誰しもが入れるようなカードでない場合には、解約がもったいないケースもあるため、解約についてはしっかりと検討する必要があるでしょう。

クレジットカードを解約するメリット・デメリット

クレジットカードの解約は、難しい手続きではありませんが、「本当に解約して大丈夫?」と心配になる方もいるかもしれません。

解約の場合に想定できるメリット・デメリットについて見ていきましょう。

クレジットカードを解約するメリット

クレジットカードを解約するメリットとしては、主に以下の4つが挙げられます。

・無駄な年会費を払わずに済む
・悪用のリスクが減る
・勧誘などのメールや電話が減る
・信用情報が良くなることもある

それぞれの解約するメリットについて見ていきましょう。

無駄な年会費を払わずに済む

年会費がかかるクレジットカードであれば、無駄な年会費を払わずに済むため、解約するメリットは大きいと言えるでしょう。

もちろん、カードを利用している方であれば年会費が必要でも、それ以上の特典をポイントや優待特典で受けられるため解約の必要はありません。

しかし、利用していない年会費のかかるカードは、解約した方がいいため、解約するようにしましょう。

悪用のリスクが減る

クレジットカードを保有していれば、不正利用による悪用のリスクがあります。

カードを保有していれば、財布の紛失、自宅での保管でも盗難の恐れもあるため、カードを解約することで悪用のリスクを減らすことができます

利用していないクレジットカードがたくさんある方は、リスクも踏まえて解約を検討してみてはいかがでしょうか。

勧誘などのメールや電話が減る

クレジットカードを保有していると、各種キャンペーンや案内、保険などの勧誘があることも珍しくありません。

クレジットカードを保有している場合、一般的には異なるカード会社のクレジットカードを保有していることが多いため、それぞれのカード会社の案内が来ることになります。

そのため、カードを減らすことでそのような勧誘などのメールや電話が減ることで、煩わしさがなくなるでしょう。

信用情報が良くなることもある

クレジットカードの保有枚数は、信用情報機関を通じて把握することができます。

たくさん持っているから信用情報が悪くなるということはありませんが、たくさん保有していることで残債が多ければ信用情報には悪影響です。

カードを解約することで残債が減るのであれば、解約するメリットと言えるでしょう。

クレジットカードを解約するデメリット

クレジットカードを解約するデメリットを挙げるとすれば、以下の2つです。

・確認項目を怠った場合に損をしてしまう可能性もある
・再度同じカード会社への入会は通らない可能性もある

それぞれの解約するデメリットについて見ていきましょう。

確認項目を怠った場合に損をしてしまう可能性もある

クレジットカードを解約する場合に、事前に確認しておきたい項目については前述しましたが、確認項目を怠った場合には、損をしてしまう可能性があります。

使えたはずのポイントやマイルが使えなくなったり、付帯サービスや優待特典が使えなくなったりと損をするかもしれないため注意が必要です。

再度同じカード会社への入会は通らない可能性もある

クレジットカードを解約した場合に、再度同じカード会社への入会は審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

入会特典目当てでクレジットカードを入会→解約を繰り返していると、クレジットカードの審査に通りにくくなりますが、同じように同じカードの解約後、入会については通らない可能性もあるでしょう。

カード会社としても、過去入会及び解約の記録は残されるため、よほど期間を空けていれば悪影響はしないと思われますが、再度入会したい場合には注意が必要です。

自分にあったクレジットカードを選び直してみよう!

クレジットカードの解約は、決して難しいことではありませんが、人によっては解約しない方がいい場合や事前に確認しておくべき項目があります。

クレジットカードの解約前にしっかりと理解して、適正な方法で解約を行うようにしましょう。

また、クレジットカードを解約することで得られるメリットとあるため、無駄に年会費を払っていたりする方は、この機会に自分に合ったカードを選び直してみてはいかがでしょうか。

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