クレジットカード選びで重視する要素の1つがポイント還元率です。
クレジットカードのポイント基本還元率で言えば、1%以上で高還元と言われる中で、使い方の工夫でポイント還元率2%を超えるクレジットカードも存在します。
この記事では、クレジットカードのポイント還元率が2%を超えるおすすめの高還元カードを厳選して紹介していきます。

監修者の紹介
公認会計士・税理士:重松輝彦。
中央青山監査法人、あずさ監査法人という4大監査法人で経験を積み、平成24年8月に重松輝彦公認会計士事務所を設立。お金に関する専門用語を分かりやすく解説し、節税サポートなども得意とする。
※匿名かつ無作為なアンケートによる第三者評価を元に集計した結果であり、当メディアで特定の商品を斡旋するものではありません。
ポイント還元率2%超えのクレジットカード5選

それでは早速ですが、ポイント還元率2%超えのクレジットカードを厳選して5社紹介していきます。
今回厳選したクレジットカードについては、ポイント還元率が2%を超えていることは大前提として、加えて以下のポイントを満たしているカードを選んでいます。
・年会費が無料か
・基本還元率が高いか
・高還元率の店舗やポイントモールをよく利用するか
・ポイントの利用がしやすいか
・付帯特典が充実しているか
それぞれのクレジットカードについてまずは比較表から見ていきましょう。
カード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 国際ブランド | 保険 | 家族カード | ETCカード | 電子決済 | マイル | 発行までの期間 | 入会条件 | 公式サイト |
![]() JCB CARD W | 永年無料 | 1%〜10.5% | ![]() | ●海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) ●ショッピングガード保険:年間100万円まで | 年会費:永年無料 | ●年会費:永年無料 ●発行手数料:無料 | Apple Pay Google Pay QUICPay | ANA JAL スカイ | 最短5分 | ●18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方。 ●または高校生を除く18歳以上39歳以下の学生。 | 詳細を見る |
![]() 三井住友カード (NL) | 永年無料 | 0.5%〜7%(※) | ![]() ![]() | ●海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) ※選べる無料保険への切り替えも可能 | 年会費:永年無料 | ●年会費:550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用の ご請求があった方は年会費が無料 | Apple Pay Google Pay iD(専用) WAON PiTaPa | ANA | 最短10秒 ※即時発行できない 場合があります。 | ●満18歳以上の方(高校生は除く) | 詳細を見る |
![]() 楽天カード | 永年無料 | 1%〜3% | ![]() ![]() ![]() ![]() | ●海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) | 年会費:永年無料 | ●年会費:550円(税込) ●発行手数料:無料 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ | ANA JAL | 1週間程度 | ●満18歳以上の方(高校生は除く) | 詳細を見る |
![]() PayPayカード | 永年無料 | 1%〜5% | ![]() ![]() ![]() | – | 年会費:永年無料 | ●年会費550円(税込) ●発行手数料:無料 | Apple Pay 楽天ペイ | – | 最短5分 | ●日本国内在住の満18歳以上(高校生を除く)の方 ●本人または配偶者に安定した継続収入のある方 ●本人認証可能な携帯認証のある方 | 詳細を見る |
![]() dカード | 永年無料 | 1%〜4.5% | ![]() ![]() ![]() | ●dカード携帯補償:購入後1年間最大1万円 ●ショッピング保険:年間100万円まで ●海外・国内旅行傷害保険(29歳以下限定) | 年会費:永年無料 | ●年会費:初年度無料、利用がなければ2年目以降550円(税込) ●発行手数料:無料 | iD Apple Pay | JAL | 最短5分 | ●満18歳以上の個人(高校生は除く) | 詳細を見る |
①JCB CARD W
はじめに紹介するポイント還元率2%超えのクレジットカードは、JCBオリジナルシリーズの中でも若年層限定で申し込みすることができるJCB CARD Wです。
JCB CARD Wの基本情報やポイント還元率の特徴について見ていきましょう。
JCB CARD Wの基本情報
カード名 | JCB CARD W |
デザイン | カード![]() |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%〜10.5% |
国際ブランド | ![]() |
保険 | ●海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) ●ショッピングガード保険:年間100万円まで |
家族カード | 年会費:永年無料 |
ETCカード | ●年会費:永年無料 ●発行手数料:無料 |
電子決済 | Apple Pay Google Pay QUICPay |
マイル | ANA JAL スカイ |
期間 | 発行までの最短5分 |
入会条件 | ●18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方。 ●または高校生を除く18歳以上39歳以下の学生。 |
公式サイト | 詳細を見る |
JCB CARD Wのポイント還元率の特徴
JCB CARD Wは、基本還元率が1%、対象の店舗で受けられる高還元率は1.5%〜10.5%で利用できるのが特徴です。
JCB CARD Wの高還元率は、JCBオリジナルシリーズパートナーの対象店舗で通常よりも高い還元率が設定されています。
- スターバックス(eGift購入):10.5%
- Amazon:2%
- セブン‐イレブン:2%
上記のような店舗をはじめ、時期に応じて最大20倍などのポイント還元率で買い物ができるため、対象店舗を利用するほどポイントの恩恵が受けやすいカードと言えます。
常時利用可能な店舗から、新規で追加される店舗や期間限定で利用できる店舗などさまざまで常時数十店舗以上の対象店で利用が可能です。
②三井住友カード(NL)
紹介するポイント還元率2%超えのクレジットカードは、スマホのタッチ決済で高還元率で買い物ができるのが特徴の三井住友カード(NL)です。
三井住友カード(NL)の基本情報やポイント還元率の特徴について見ていきましょう。
三井住友カード(NL)の基本情報
カード名 | 三井住友カード(NL) |
カードデザイン | ![]() |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | ポイント0.5%〜7%(※) |
国際ブランド | ![]() ![]() |
保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) ※選べる無料保険への切り替えも可能 |
家族カード | 年会費:永年無料 |
ETCカード | ●年会費:550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
電子決済 | Apple Pay Google Pay iD(専用) WAON PiTaPa |
マイル | ANA |
期間 | 発行までの最短10秒 ※即時発行できない場合があります。 |
入会条件 | ●満18歳以上の方(高校生は除く) |
公式サイト | 詳細を見る |
三井住友カード(NL)のポイント還元率の特徴
三井住友カード(NL)は、対象店でのスマホのタッチ決済で最大7%還元(※)が受けられることが特徴です。
対象店舗は以下の通りで、三井住友カード(NL)でのカードでタッチ決済すれば5%、スマホアプリのタッチ決済をすれば7%還元でポイントが貯まります。
- セブン‐イレブン
- ローソン
- マクドナルド
- サイゼリヤ
- ドトールコーヒーショップ
- 対象のすかいらーくグループ飲食店
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
など
コンビニや飲食店を中心に高還元が受けられるカードなので、普段から利用している方はポイントが貯まりやすくなるでしょう。
また、セブン‐イレブン限定で、最大10%還元が受けられるサービスも開始しています。
セブン‐イレブンアプリでの提示で0.5%+ 三井住友カード(NL)のスマホアプリのタッチ決済で9.5%、計10%還元(※)の高還元が受けられます。
セブン-イレブンで最大10%ポイント還元
条件達成の上で、セブン-イレブン(※1)でスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済(※2)で支払うと、最大10%(※3)ポイント還元!(※4)
(※1) 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
(※2) カード現物のタッチ決済、iD、カード差し込み、磁気取引は対象外です。
(※3) 「最大10%」は、「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元」に加えて、3%が付与された合計還元率です。
「3%」のうち0.5%は、お支払い時のセブン-イレブンアプリの会員コード提示によって付与されたセブンマイルを、Vポイントへと交換いただくことで付与されます。
(※4)本サービスや10%還元の条件・詳細は、必ず三井住友カード公式HPをご確認ください。
コンビニの中でも特にセブン‐イレブンを利用している方は、ポイントの恩恵が受けやすくなります。
他にも、家族でそれぞれ本人名義の三井住友カード(NL)などの対象カードを利用していれば、家族ポイントで最大5%還元。学生限定で、サブスクなどの対象サービスを決済すると最大10%還元などの特典もあります。
※特典付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
ポイントアップの特典が満載のカードと言えるので、高還元が受けやすいと言えるでしょう。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
③楽天カード
続いて紹介するポイント還元率2%超えのクレジットカードは、楽天グループ圏内でのポイント高還元がお得な楽天カードです。
楽天カードの基本情報やポイント還元率の特徴について見ていきましょう。
楽天カードの基本情報
カード名 | 楽天カード |
デザイン | カード![]() |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | ポイント1%〜3% |
国際ブランド | ![]() ![]() ![]() ![]() |
保険 | ●海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
家族カード | 年会費:永年無料 |
ETCカード | ●年会費:550円(税込) ●発行手数料:無料 |
電子決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
マイル | ANA JAL |
期間 | 発行までの1週間程度 |
入会条件 | ●満18歳以上の方(高校生は除く) |
公式サイト | 詳細を見る |
楽天カードのポイント還元率の特徴
楽天カードは、基本還元率1%と高く、楽天市場での高還元が特徴のカードです。
楽天カードを使って楽天市場で買い物すればいつでも3%還元が受けられるため高還元でポイントを貯めることができます。
また、楽天カードでは楽天スーパーポイントプログラム「SPU」が設けられており、通常の17.5倍のポイント還元が最大で受けられるため条件をクリアできる方ほどポイントの恩恵が受けやすいカードです。
条件は、同じ楽天グループの携帯やでんき料金などのサービスを利用しておく必要がありますが、普段から楽天圏内で利用が多い方であれば複数のクリアも可能です。
その他にも、楽天市場で時期に応じてキャンペーンなども行っているので、期間限定で高還元が受けられることも期待できます。
楽天市場以外では、楽天ペイとの連携で最大2.5%還元が受けられることも可能です。
楽天ポイントカード加盟店であれば、楽天ポイントカードの提示でも1%還元が受けられるため、計2.5%還元が実現できるため、スマホアプリとの相性も良いでしょう。
④PayPayカード
続いて紹介するポイント還元率2%超えのクレジットカードは、Yahoo!ショッピングやPayPayでの利用で高還元が受けられるPayPayカードです。
PayPayカードの基本情報やポイント還元率の特徴について見ていきましょう。
PayPayカードの基本情報
カード名 | PayPayカード |
デザイン | カード![]() |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | ポイント1%〜5%(※) |
国際ブランド | ![]() ![]() ![]() |
保険 | – |
家族カード | 年会費:永年無料 |
ETCカード | ●年会費550円(税込) ●発行手数料:無料 |
電子決済 | Apple Pay 楽天ペイ |
マイル | – |
期間 | 発行までの最短5分 |
入会条件 | ●日本国内在住の満18歳以上(高校生を除く)の方 ●本人または配偶者に安定した継続収入のある方 ●本人認証可能な携帯認証のある方 |
公式サイト | 詳細を見る |
PayPayカードのポイント還元率の特徴
PayPayカードは、基本還元率1%と高く、Yahoo!ショッピングでの最大7%還元やPayPayアプリとの連携で高還元が受けられるのが特徴です。
PayPayカードを使ってYahoo!ショッピングで買い物すれば毎日最大5%還元(※)が受けられます。
また、LYPプレミアムの有料会員の登録があれば最大7%還元(※)が受けられます。※+2%還元が受けられるのは月に5,000Pまで(SoftBank/ワイモバイル回線契約は無料)
ただし、Yahoo!ショッピングでの最大5%還元を受けるためには、Yahoo!IDとLINEアカウントの連携が必要になるため注意が必要です。
また、PayPayカードとPayPayを連携することで、通常1%の還元率が1.5%で貯めることも可能です。
月の利用条件(月に200円以上の買い物を30回及び10万円以上利用)をクリアすることで、次月1.5%となるため普段からPayPayを頻繁に利用きている人であればより高還元率で利用ができます。
普段からYahoo!ショッピングやPayPayを利用している方にとって高還元が受けやすいカードと言えるでしょう。
※1 出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。
※2 開催期間:2022年10月12日(水)~終了日未定。詳細はこちらをご確認ください。
※3 2023年7月1日(土)より、ご利用金額200円(税込)ごとの付与。
※4 Yahoo!ショッピングでの商品購入時のみ利用可。有効期限あり。一部ストアではご利用不可。
※5 対象金額に対して付与されます。その他付与上限、条件あり。詳細はこちら。
※6 2023年12月1日(金)よりPayPayポイント付与にYahoo! JAPAN IDとLINEアカウントの連携が必要です。未連携の場合はヤフーショッピング商品券で付与されます。変更内容の詳細はこちらをご確認ください。
⑤dカード
最後に紹介するポイント還元率2%超えのクレジットカードは、対象の店舗での高還元が受けられるdカードです。
dカードの基本情報やポイント還元率の特徴について見ていきましょう。
dカードの基本情報
カード名 | dカード |
カードデザイン | ![]() |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%〜4.5% |
国際ブランド | ![]() ![]() |
保険 | ●dカード携帯補償:購入後1年間最大1万円 ●ショッピング保険:年間100万円まで ●海外・国内旅行傷害保険(29歳以下限定) |
家族カード | 永年無料 |
ETCカード | ●年会費:初年度無料、利用がなければ2年目以降550円(税込) ●発行手数料:無料 |
電子決済 | iD Apple Pay |
マイル | JAL |
発行までの期間 | 最短5分 |
入会条件 | ●満18歳以上の個人(高校生は除く) |
公式サイト | 詳細を見る |
dカードのポイント還元率の特徴
dカードは、基本還元率1%と高く、対象の店舗やスマホ決済アプリとの連携で高還元が受けやすいのが特徴です。
dカードでは、dカード特約店であれば基本還元率よりも高いポイント還元が受けられます。
一部対象店を紹介すると以下の通り。
- ノジマ:1%+3%割引
- おそうじ本舗:1%+10%割引
- ビックエコー:3%
- リンベル公式オンラインストア:5%
- ココカラファイン:3%
- マツモトキヨシ:3%
- その他
上記以外にも多数の対象店が設けられているため、普段から利用しているお店がある方ほどお得と言えるでしょう。
また、dカードとスマホアプリ決済の「d払い」を連携して使うことで、2%以上の還元を受けることも可能です。
dポイントの会員プログラムのランクが高い人ほど、ポイントが貯まりやすく最大3.5%が受けられるので、普段からドコモを利用している方はより貯まりやすいと言えそうです。
クレジットカードのポイント還元率を2%超えにする方法

クレジットカードのポイント還元率を2%超えにする方法としては主に以下のようなことが挙げられます。
・還元率が高くなる対象店舗を利用する
・還元率が高くなる対象ポイントモールを利用する
・還元率が高くなる対象スマホアプリ決済と併用して利用する
まず、大きなポイントとしては、還元率が高くなる対象店舗でより多くの決済を利用することで、ポイントが貯まりやすくなるためご自身の利用する店舗がいかに多いかに着目することが重要です。
そうすることで、よりポイント還元の恩恵が受けやすくなるのでポイント還元率を2%超えにしやすくなります。
また、オンラインショッピングをする場合には、ポイントモールを活用するといいでしょう。
カード会社が設けているポイントモールを経由して利用したいネットショップで買い物するだけで基本還元率に加えた還元が追加されるため非常にお得です。
ポイントモールごとに利用するネットショップによって還元率が設定されており、中にはポイントが10倍や20倍になることもあるので積極的に利用していきましょう。
最後に、クレジットカード単体で利用するよりも対象のスマホアプリ決済があれば高還元率でポイントが貯まるためポイントを貯めやすくすることに加えて、利便性の向上も見込めます。
通常の基本還元率に加えてポイントアップが見込めるので、活用することでよりポイントの恩恵が受けやすくなるでしょう。
まとめ
ポイント還元率は、クレジットカードによって異なっているので選ぶカードによって利用額は同じでも受けられるポイント還元額が異なります。
2%を超えるクレジットカードは高還元と言われ、近年では対象店舗でより高還元が受けられるカードも増えてきました。
ご自身が普段から利用している店舗を再認識してみて、より高還元率で貯まるクレジットカードがあれば、非常に恩恵が受けられやすくなるはずなので検討してみてはいかがでしょうか。


