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クレジットカードの有効期限の確認方法は?更新できないのには理由がある?

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クレジットカードには有効期限があり、ネットショッピングする際には基本的に入力が求められます。

またお店での買い物でもネットショッピングでも、有効期限内のクレジットカードでなければ当然利用は出来ませんので、クレジットカードを利用するにあたって有効期限は重要な位置づけですが、詳しく知る機会って意外と少ないですよね。

そこで、

  • クレジットカードの有効期限の確認方法
  • 有効期限が更新出来ない理由
  • クレジットカードの有効期限が切れた場合の対応

といったクレジットカードの有効期限に関する基礎知識を詳しくまとめました。

目次

クレジットカードの有効期限の基礎知識

クレジットカードには、有効期限があります。

ここでは、クレジットカードの有効期限の基礎知識として、有効期限の年数、確認方法、更新方法を解説するとともに、更新したクレジットカードが届く時期について、解説します。

クレジットカードの有効期限の年数

クレジットカードの有効期限の年数は、一般的に3~7年程度です。

JCBは2019年頃か一部のクレジットカードで有効期限7年のカードを発行をしており、最近では三井住友カード(NL)の有効期限が最長で7年になっています。

3~7年と有効期限の年数に幅があるのは、カード会社やカードの種類、利用者の信用によって変わるからです。

利用者の信用とは、クレジットカード会社からの信用力のことで、職業や年収などのほか、これまでのカード利用実績や信用情報によって判断されます。

例えば、これまでクレジットカードを利用したことのない人が、新規契約した場合、信用力がないため、有効期限が1年と設定される場合があります。

なお、信用情報とは、クレジットカードやカードローンなどの申込みや契約、返済履歴などが登録された情報のことで、延滞や債務整理などの事故情報も登録されます。

クレジットカードの有効期限の確認方法

クレジットカードの有効期限を確認するには、クレジットカードの表面か裏面を確認します。

表面か裏面にカード情報が印字されており、有効期限の記載もあります。

通常、16桁(けた、VISA・Mastercard・JCB)のカード番号の下に有効期限が記載されています。

カード番号は、ダイナースクラブが14桁、アメックス15桁です。

例えば、「03/24」という記載があった場合、「2024年3月末日まで」を意味しており、有効期限を表しています

ただし、クレジットカードの表面にも裏面にも、有効期限が記載されていないカードもあります。

有効期限のほか、カード番号などの記載がないカードのことを『ナンバーレスカード』と言います。

ナンバーレスカードの有効期限を確認するには、カード専用のスマホアプリを利用します。

スマホアプリ上には、デジタルカードが発行され、有効期限やクレジットカード番号が記載されているので、確認可能です。

ナンバーレスカードは、セキュリティ強化のために登場した新しいカードです。

ここでいうセキュリティ強化には、カード盗難だけでなく、カードを撮影した写真の漏洩対策も含まれます。

クレジットカードの有効期限の更新方法

クレジットカードの有効期限が近づくと、更新されたクレジットカードが自宅に届きます。

クレジットカードは、基本的に自動更新で、届いたその日から利用可能です。

旧カードは有効期限まで利用可能ですが、有効期限後は使えないので、更新されたカードに切り替えましょう。

クレジットカードの有効期限が更新されて、何が変わったのかというと、次の2つです。

  • 有効期限
  • セキュリティコード

『セキュリティコード』とは、不正利用を防止するための番号のことで、ECサイトなどでクレジットカードを登録するときに入力を求められることがあります。

なお、クレジットカード番号と名義人は、カード更新後も変更ありません。

更新したクレジットカードが届く時期

更新されたクレジットカードは、カード会社によって異なりますが、概ね2ヵ月から2週間前頃までに自宅に届きます。

簡易書留で郵送されることが多いですが、カード会社によっては、普通郵便で送付されてくることもあります。

簡易書留は、受取りの際サインが必要なため、自宅不在時は不在連絡票がポストに入っています。

不在連絡票を確認したら、忘れずに再配達などを依頼した上で受け取りましょう。

クレジットカードに有効期限がある3つの理由

すべてのクレジットカードには有効期限がありますが、その理由は3つあります。

  • セキュリティー対策
  • 劣化や破損を防止
  • 再審査

それぞれについて、解説します。

理由1.セキュリティー対策

クレジットカードに有効期限がある理由として、まず挙げられるのが『セキュリティー対策』です。

というのは、クレジットカードに最新のセキュリティー対策を講じるには、新しいカードに更新する必要があるからです。

クレジットカードを利用した犯罪は、日々進化しているため、クレジットカード会社もセキュリティー対策を強化しています。

最新のセキュリティー機能を反映させるために、クレジットカードに有効期限を設定しているのです。

セキュリティ対策の例としてはICチップの導入があります。
これはクレジット取引セキュリティ対策協議会が作成した実行計画の中で、2020年3月までの導入を組み込んでおり、クレジットカード各社は順次切り替えを行いました。

この背景には、経済産業省が2018年4月に公開している「改正割賦販売法について」に書かれているようなクレジットカードの不正利用増加が背景にあります。

関連記事:クレジットカードが不正利用されたらどうする?対処方や対策方法を徹底解説!

理由2.劣化や破損を防止

クレジットカードに有効期限がある2つ目の理由として、『劣化や破損を防止』することが挙げられます。

クレジットカードに劣化や破損が生じると、使えなくなるおそれがあるため、劣化や破損を防止するために有効期限を設定しているのです。

多くのクレジットカードに付いているICチップは、汚れや熱に弱く傷つきやすいため、使えなくなることがあります。

理由3.再審査

クレジットカードに有効期限がある3つ目の理由として、『再審査』が挙げられます。

クレジットカード会社は、カードの更新時に再審査を行うため、クレジットカードに有効期限を設けているのです。

というのは、クレジットカードの更新時に、信用力に問題がないかをチェックするためです。

クレジットカードを発行する場合、カード会社の審査に通過する必要があります。

つまり、クレジットカードを持っているということは、カード発行時の審査に通過しているということです。

しかし、信用力は変化するため、有効期限を設定して、更新時に再審査を行うのです。

この再審査は、場合によってはクレジットカードのランクアップに繋がる場合もあります。
例えば一般カードを使っていた人にゴールドカードの案内が来たりするケースもあります。

有効期限が過ぎてもクレジットカードが届かない3つの理由

有効期限が過ぎても、クレジットカードが届かないことがあります。

その理由として考えられるのは、次の3つです。

  • 再審査に落ちた
  • 利用した実績がない
  • 登録されている住所に住んでいない

それぞれについて、解説します。

理由1.再審査に落ちた

クレジットカード会社は、カードの更新時に再審査を行います。

再審査に落ちた場合、クレジットカードは更新されないため、発行されません。

そのため、有効期限が過ぎてもクレジットカードが届かないのです。

再審査では、信用情報がチェックされます。

クレジットカードやカードローンの返済で延滞や債務整理などの事故情報があると、再審査に落ちることがあります。

つまり、カード更新時の再審査に落ちると、有効期限が過ぎてもクレジットカードは届かないということです。

理由2.利用した実績がない

有効期限が過ぎてもクレジットカードが届かない理由として、クレジットカードを利用した実績がないことが挙げられます。

というのは、クレジットカードを利用した実績がない場合、再審査に通らないことがあるからです。

クレジットカードが利用されないと、カード会社は利益を得られません。

クレジットカード会社の利益は、カードの利用によって発生する手数料です。

そのため、クレジットカードを利用した実績のない利用者には、有効期限が過ぎてもクレジットカードが届かないのです。

理由3.登録されている住所に住んでいない

有効期限が過ぎてもクレジットカードが届かない理由として、登録されている住所に住んでいないことが挙げられます。

例えば、クレジットカード発行時に登録した住所から引っ越した場合、手続きをしなければ、有効期限が過ぎてもクレジットカードは届きません

しかし、郵便局に転送届を提出しておけば、1年間は引越し先に転送されます。

さらに、有効期限までにクレジットカードが届かないという事態を未然に防ぐには、引越し先の住所をカード会社に登録しておくと安心です

クレジットカードの有効期限が更新されたらすること

クレジットカードの有効期限が更新されたらすることは、次の4つです。

  • 利用条件を確認する
  • 古いカードを処分する
  • 新しいカードの裏面に署名をする
  • カード払いに設定している支払いの更新を確認する

それぞれについて、解説します。

利用条件を確認する

更新されたクレジットカードが自宅に届いたら、利用条件を確認します。

まず、更新されたクレジットカードを貼り付けた台紙に記載されている、利用可能枠や有効期限などの利用条件を確認します。

ショッピングやキャッシングの利用可能枠は、再審査により変更されている可能性があるため、要チェックです。

次にクレジットカードに印字されている名前(ローマ字)や有効期限などの情報と台紙に記載されている情報が一致しているかどうかを確認します。

古いカードを処分する

更新されたクレジットカードが自宅に届いたら、古いカードは必要ありません。

そのため、古いカードは処分します。

ただし、古いカードをそのまま捨てるのは、セキュリティー上問題があります。

というのは、カード上に印字されているカード番号やセキュリティコード、名前などの個人情報がすぐにわかってしまうため、不正利用されるリスクがあるからです。

そこで、古いカードは捨てる前に、カード番号などの個人情報がわからなくなるようにハサミで細かく切ります

また、ICチップや磁気テープも使えないようにハサミを入れてください

最後にゴミの分別方法に従って捨てるわけですが、複数回に分けて捨てることとセキュリティが高まります。

なぜなら、細かく切ったカードをまとめて捨てると、クレジッドカードを元に戻して、不正利用されるリスクがあるからです。

新しいカードの裏面に署名をする

クレジットカードの有効期限が更新されたら、新しいクレジットカードの裏面にある署名欄にサインをしなければなりません。

というのは、署名のないクレジットカードを不正利用された場合、補償されないなどのリスクがあるからです。

署名の文字については、特に決まりはありませんが、漢字が望ましいとされています。

なぜなら、漢字は複雑で真似しにくいため、比較的不正利用の防止に有効だからです。

そもそも、署名のないクレジットカードは使用できないとされているため、店によっては署名欄にサインすることを求められることがあります。

しかし、近年ICカード決済やタッチ決済の普及により、サインする必要がないケースが多くなっています。

そのため、三井住友カードのナンバーレスカードのように署名欄をなくしているクレジットカードが登場しています。

カード払いに設定している支払いの更新を確認する

クレジットカードの有効期限が更新されたら、カード払いに設定している支払いを更新する必要があります。

というのは、更新されたカード情報を更新しないと、支払いができないからです。

ただし、『洗い替え』というサービスが導入されている場合は、登録したクレジットカード情報が自動的に更新されます。

そのため、決済サービスも自動的に継続されます。

『洗い替え』は、カード会社と加盟店の間で行われますが、適用されるのは、公共料金など一部の支払いのみです。

特に最近話題のサブスク(継続決済)を利用している場合は、支払いの更新に注意が必要です。

有効期限による更新の場合、カード番号は変更されませんが、有効期限とセキュリティコードが変更されます。

そのため、有効期限とセキュリティコードを変更しなければなりません。

家賃や水道光熱費、スマホ代、Amazon・楽天などのECサイトなどの支払いをカード払いに設定している場合、カード情報を変更する必要があります。

有効期限が近付いたら利用条件を確認

支払い遅延などがない限り、有効期限が近づくと基本的にはクレジットカードは更新されます。

継続して使い続けたい場合はそのまま更新で問題ないと思いますが、何となく使い続けている場合は年会費や特典といった利用条件を確認してみても良いかもしれません。

他のクレジットカードと比較することで、現在利用しているクレジットカードより自分に合ったカードが見つかる可能性もあります。

クレジットカードの有効期限に関するよくある質問

クレジットカードの有効期限に関するよくある質問のうち、6つの質問に対する回答を紹介します。

有効期限が切れたクレジットカードはどうなる?

クレジットカードの有効期限が切れると、使用できなくなります。

しかし、基本的には自動更新なので、有効期限前に更新されたクレジットカードが自宅に届きます

ただし、再審査に落ちた場合、更新カードは届きませんので注意が必要です。

追加カードの有効期限は?

家族カードやETCカードなどの追加カードの有効期限は、クレジットカードと同じです。

追加カードの有効期限の更新も自動更新のため、有効期限前に自宅に届きます。

更新カードの受け取り方法は?

クレジットカードは自動更新されるので、更新カードは自宅に届きます

更新時期よりも前に更新カードが欲しい場合はどうする?

更新時期よりも前に更新カードが欲しい場合は、できるだけ早くクレジットカード会社に問い合わせます。

カード会社により対応の仕方が異なるからです。

カード会社に直接問い合わせて手続きをすれば、更新時期よりも前に更新カードを受け取ることができます。

更新カードを受け取れなかった場合はどうする?

更新カードは、簡易書留などにより送付されるので、受け取るときにサインが必要になります。

そのため、自宅に不在の場合、受け取ることができません。

この場合、不在連絡票が郵便受けに入っているので、不在連絡票に記載された連絡先へ問い合わせます

長期出張などにより受取期限が過ぎてしまった場合は、カード会社に返送されているので、カード会社に問い合わせてください。

更新時期に引越しをする場合はどうする?

カードの更新時期に引越しをする場合は、住所の確定後、カード会社に登録している住所を新しい住所に変更する必要があります。

公式サイトやアプリ上から手続きできますが、既に旧住所に送ってしまっている場合もあるため、カード会社に直接問い合わせたほうが確実です。

まとめ

クレジットカードには有効期限があり、自動更新されます。

クレジットカードに有効期限があるのは、セキュリティー対策や劣化・破損の防止、再審査があるためです。

しかし、再審査に落ちるとクレジットカードは更新されないため、自宅には届きません

ほかにも、クレジットカードを利用した実績がなかったり、カード会社に登録した住所に住んでいなかったりすると、有効期限を過ぎてもカードは届きません。

クレジットカードの有効期限が更新されたら、利用条件を確認して、古いカードを処分します。

利用条件のうち、利用可能枠は再審査により変更になっている可能性があるため、チェックする必要があります

古いカードを処分するときは、ハサミで細かく切って、複数回に分けて処分しなければなりません。

というのは、クレジットカードをそのまま捨てると、不正利用されるリスクが高いからです。

クレジットカードに有効期限があることを把握しておくことは、クレジットカードを利用する上で重要なので、覚えておきましょう。

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